「UI Crunch Girls’ Night / 女子の心をつかむUIデザインのコツ」に行ってきました
UI Crunch大人気ですね。
私が応募した時点でえらい応募者数だったのですが、運良く当選したので行ってきました。
全体で共通していたこと
どの案件も、とにかく定性・定量調査に注力しているようでした。
特にMERYは集計システムが整っており、デザインで迷ったら夜にアンケートを依頼して、翌朝には集計が完了しているくらい早いそうです。
女性向けのデザインで特徴的なのは、とにかく直感で「かわいい」「ださい」が決まってくることでしょうか。
男性は論理的に物事を判断するのに対し、女性は感覚で判断する傾向があるため、デザインにおいても直感で気に入られることが大事なようです。
ネイルブック 正木友佳さん(スピカ ディレクター)
個人的に面白かったのが「女ゴコロフレームワーク」。女性の結婚相手の選び方3STEPをフレームワーク化したものです。
女性が結婚相手を選ぶときは、
- 【物理フィルター】男性の外見や年収などを見る
- 【感性フィルター】男性の趣味や性格が合いそうか
- 【妄想フィルター】この人と一緒にいたら…?と将来を妄想する
- 君に決めた!\(^o^)/
となるそうです。へー。
女ゴコロフレームワークを通して、女心を論理的に説明しやすくなり、
男性開発メンバーとの意思疎通が円滑になったそうです。
詳しい内容はこちらの記事をどうぞ↓
男性が理解できない「女の意思決定」を可視化した「女ゴコロフレームワーク」とは。ネイルアプリ「ネイルブック」が語るアプリ運営の生体験談。 | アプリマーケティング研究所
VOCE 氏原諒子さん(Goodpatch UIデザイナー)
ヒアリングを実施する時はペルソナに近いユーザーを選ぶと良いそうです。
確かにインタビューする時って、ペルソナを意識したリクルーティングはしてないなあと思いました。
ガールズちゃんねる 山口真朝さん(Goodpatch UXデザイナー)
ユーザーをセグメント化したお話が興味深かったです。
- ライトユーザー:トレンド検索女子。見るだけのユーザー。
- ミドルユーザー:ロム専女子。ガルちゃんを知ってる。+ーの投票をする。
- ヘビーユーザー:おしゃべり女子。どんどん投稿するユーザー。
このセグメントを発見するのは大変だったと思いますw
セグメントを作ることで、そのセグメントに向けた施策を打つことができるようになったとか。
MERY 田中翔子さん(Goodpatch インタラクションデザイナー)
女子向けビジュアルデザインの内容が濃かったです。ポイントは、
- ピンク、デコデコをやめた
甘々なピンクだったので、大人っぽいピンクに変更 - 情報を詰め込み過ぎない
ごちゃごちゃしてるとティーン向け雑誌っぽい - ユーザーに選ばせすぎない
選択肢が多すぎるとノイズになる - 角丸を使う
パット見わからないけど、デザインが柔らかい印象になる - ♥を押した時のアニメーションにこだわった
ページデザインがシンプルな分、アニメーションにはこだわった - 文言の言い方をポジティブにする
「応援してくれると嬉しいです」的な、ポジティブな言い方にした - 長い爪を考慮する
長い爪のユーザーは指の側面で操作している。爪がひっかかってスワイプしづらい。